春です。二匹とも元気に冬越ししました。

夏です。白い「あおい」は、元気いっぱいですが、一方、黒い「あかね」は、時々、お腹が膨れて食欲が無くなります。熱は平熱です。そして、暑い時は腰がふらつき、首をゆらゆら揺らします。回復して欲しいです。春と秋に「虫下し」を飲ました方が良いとのことで、家畜診療所で、処方してもらった「虫下し」をのみました。春の分として、「あおい」は1回、「あかね」は、期間を開けて、3回飲みました。

「あかね」は、黒いが故に、夏を過ごすのが苦手です。太陽熱を吸収し、暑さに襲われます。小屋には蚊取り線香を朝、夜つけていますが、黒いがゆえに虫が集まり易く、血を吸われるなど攻撃され易い様です。

山羊ちゃんは二匹とも、「やんちゃ」で、子供の頃食べた草を食べない、お腹がすいてないと食べないなど、食べる草を気まぐれみたいに選びます。

 

秋です。山羊の「あかね」が亡くなって、山羊の「あおい」が、一匹になり、寂しそうです。運動場の「アマランサス」も収穫しました。収穫後に、燕麦とアカクローバーの種蒔きをしました。種蒔きを終えた後、山羊の「あおい」も、亡くなりました。山羊の「あかね」と同じ症状が出始めていたため治療中でしたが、悪条件が重なったとしか思えません。ヤギ小屋は空き家になりました。
以前から頼んでいた日本ザーネン種の雄ヤギ1頭を平成26年(2014年)11月17日に長野県佐久市から運んできました。
平成26年(2014年)3月生まれです。メス山羊が、いなくて寂しそうです。生まれは長野県佐久市で、名前は「青22号」です。「あお」ちゃんと呼ぶことにしました。雄ヤギ特有の匂いがして、臭いです。 
「あお」ちゃんのいた牧場では、搾乳中の山羊を除いて、5~11月に「腰麻痺」の予防のための皮下注射を二ケ月に一度行っていました。
また、キャベツの外葉やブロッコリーの葉は、中毒になるので、与えないようにしているとの事など、いろいろな注意点のお話をうかがい、参考になりました。

山羊の飼育に向かない性格の人もいるそうです。なるほどと思いました。
オレンジ色の首輪をしているのが「メリー」ちゃん、青色の首輪をしているのが「うめ」ちゃんです。
日本ザーネン種のメスヤギが2頭を長野県から平成26年(2014年)12月7日に運んでいただきました。生まれは雄ヤギと同じ、長野県です。「うめ」ちゃんは平成26年(2014年)3月生まれです。「メリー」ちゃんも同じ頃に生まれたと思われます。「メリー」ちゃんと「うめ」ちゃんと「あお」ちゃんと、今年は合計3頭で、越冬します。
分娩前1ケ月と搾乳中を除いて、「腰麻痺」予防の皮下注射を、5~12月に毎月行うことにしました。
また、春に二回、秋に二回、計四回、「虫下し」を搾乳中の場合の休薬期間、出荷停止期間を守って、飲ませることにしました。

家畜保健衛生所からの会報によると、今、海外では、中国大陸で、山羊、羊などの小反芻獣疫、韓国で、豚、牛などに口蹄疫の流行が拡大しているとのことです。
外からの伝染病の病原体の侵入を予防する、伝染病の流行している国に渡航しない、渡航した人、渡り鳥、外国製品を近づけない、近づける場合は消毒を徹底する、観察をして、異常があった場合は、家畜保健衛生所に連絡の必要があるとのことです。

そんなことはつゆ知らず、山羊たちにとっては、新しい仲間が問題です。大事に飼われていた世間知らずの「うめ」ちゃんが、人慣れしていない「メリー」ちゃんをいじめるので、ここへ来た時は大きかった「メリー」ちゃんが今では怯えて、小さくなっています。それを見て、「あお」ちゃんは仲裁に入る仕草はしますが、途方にくれて、困り顔です。